電子工作の登竜門であるラジオの製作をしてみました。
今回ご紹介するものづくりは手回し発電機でスマホが充電できるとてもユニークで多機能なラジオです。
私は共立エレショップさんで、きれいなパープル色を購入しました。
eleshop.jp
オートチューニング方式でワイドFMにも対応、さらに対応液晶デジタル時計やBluetooth搭載と多機能であるにもかかわらず5,000円ほどと比較的良心的な価格と思います。
この製品は教育用をターゲットにしているようで、説明書によると、単にラジオを組み立てるだけでなく、はじめに半田付けの練習を行った上で、ダイオードやコンデンサの基本的な性質の理解をエネルギー変換の実験を通して学習するようになっています。
まずは外箱をチェックしてみよう
教育用をターゲットにした製品ですので、箱の上部には、学校名・学年・組や名前を書く欄がありますね。
箱の背面にもなにやら注意事項が書いてあります。
組み立て後に、うまく動かない場合の確認事項のようです。
実際に部品を半田付けする際に、この辺りに注意して進めていけば良さそうです。
それでは箱の中身の確認を始めてみましょう。
組み立て前にパーツをチェックしよう
取扱説明書をはじめ、筐体やネジ・沢山の電子部品がそれぞれ個包装できれいに箱に収まっています。
なんと、親切にも糸はんだも必要十分な量が同梱されていました。
おや?まだ電池も入れていないのに、液晶に時刻表示がされていますね。
そうです。この製品は上部に搭載されている太陽電池で発電されているのでした!さすがエコな製品です。
では、本体の背面から筐体の中を覗いてみますね。
まずは、基本機能のラジオを構成する部品の左右のスピーカーユニットと、ラジオICの姿が少し見えます。
さらに、エコキューブラジオの特徴である、時計モジュールとBluetoothモジュールが堂々基板に実装されていますね。
これらの部品は、表面実装部品のため自分で手半田付けして組み立てるには難易度が高いため、あらかじめ基板にはんだ付けされているので組み立てを失敗することが無く安心ですね。
ちなみに、手回し発電機のパネル裏側はこのようになっています。写真を見ても発電機のしくみはわからないですが、取扱説明書には詳しく記載されています。
最後に、自身の手で半田付けをして完成させる電子工作の醍醐味を味わうための基板と部品を紹介します。
親切にも、部品は基板と同じ寸法で作られた台紙に、基板への半田付け位置と同じ位置に並べられているので、部品を台紙から抜き取り基板に取り付けていくだけで完成です。
この方式なら視覚的にとても分かり易く、電子工作の初心者でも部品の半田付け位置を間違えることはほとんどないでしょう。
なお、半田付けにかかった時間は20分ほどでした。