プログラミング教育
プログラミング教育を私なりに語るに当たって、文部科学省の小学校プログラミング教育の手引き(第3版)を拝見させていただくと、プログラミングとは、
〇コンピュータは人が命令を与えることによって動作し、この命令が「プログラム」であり、命令を与えることが「プログラミング」です。
と定義されています。
そして、プログラミング教育とは、
〇「子供たちの可能性を広げることにつながる」「子供が秘めている可能性を発掘し、将来の社会で活躍できるきっかけとなることも期待できる」
と記載されています。
プログラミング教育の目的
小学校におけるプログラミング教育のねらいで重要な点は、プログラミング言語を覚えたりプログラミングの技能を習得したりするといったこと自体ではなく、次の3つと述べられています。
①「プログラミング的思考」を育むこと
② プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータ等の情報技術によって支えられいることなどに気付くことができるようにするとともに、コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解決したり、よりよい社会を築いたりしようとする態度を育むこと
③ 各教科等の内容を指導する中で実施する場合には、各教科等での学びをより確実なものとすること
つまるところ、手引きでは、プログラミング教育とは、
プログラム命令(言語)を操る術を取得するのではなく、(コンピュータに)命令を与える理論的な思考方法をを学ぶことで、子供たちの可能性を発掘、伸張させ、将来の社会で活躍できるきっかけを作り出す教育。
という事であり、それを私の言葉で言い換えると、
生活に身近にあるエレクトロニクス製品や、今後ますます一般生活に浸透しているであろう人工知能も、このような論理的な思考手順で成り立っているものであることを理解し、世の中に貢献するあらたなものを生み出していってほしい
という願いが込められていると感じています。
難しい話はさておいて
冒頭のプログラミング教育の手引きにはICTを用いて行う指導例として17例が紹介されています。
その中で、当ブログのメインテーマでの、かる〜く「モノづくりであそぼう」「やってみたいな」的な部分も2,3紹介されていますので見ていこうと思います。